動脈硬化度の測定
動脈硬化とはどういう状態でしょうか?
血圧が高いから動脈硬化? 血圧は正常だから動脈硬化はない?
動脈硬化とは上図のように血管壁にコレステロールなどが過剰に蓄積をした状態のことです。
血圧が高くても動脈硬化の存在しない方もいらっしゃいますし、逆に血圧正常、コレステロール値が正常でも動脈硬化の進行した方もいらっしゃいます。
こういったことを踏まえて、最近ではコレステロール値が高くても動脈硬化が存在しない場合は、投薬をせずに経過観察とするなど治療方針も変わってきています。
血圧、コレステロール値が心配な方は、まずご自身の動脈硬化度を測定され、治療方針(経過観察か食事療法か投薬か)を決定されることをお勧めします。
当院では一般的な動脈硬化関連の検査(血圧測定、心電図、胸部X線撮影、血液生化学検査)に加え、
脈波(血管年齢)測定、
ABI(動脈の詰まりの程度)測定、
頸動脈超音波検査、
腹部大動脈超音波検査、
下肢動静脈超音波検査
などを行い、動脈硬化を総合的に判断。治療方針を決定しています。